ID決済(アカウント決済)を基礎から解説。ECサイトに導入するメリットや注意点は?

公開日:2025年11月21日

更新日:2025年11月21日

ID決済(アカウント決済)を基礎から解説。ECサイトに導入するメリットや注意点は?

ID決済(アカウント決済)とは、ECサイトにおける決済時に、ユーザーがPayPayやPayPal等各種決済サービスのID・パスワードを入力し、アカウントを連携させて支払を行う方法のことを指します。

連携できる決済サービスには数多くの種類があり、ECサイトの支払方法にID決済(アカウント決済)を導入することで、クレジットカードを持っていないユーザーにも利用してもらえる等、様々なメリットが得られます。

本記事ではECサイトを運営する事業者様向けに、導入メリットや注意点、導入のポイント等について解説します。ぜひ最後までお読みください。

ID決済(アカウント決済)とは

ID決済(アカウント決済)とは

ID決済(アカウント決済)とは、ECサイトでの決済時にユーザーがPayPayやPayPal等、各種決済サービスのID・パスワードを入力し、アカウントを連携させて支払を行う方法のことです。

ID決済(アカウント決済)を導入することにより、以下のようなメリットが得られます。

  • クレジットカード番号の入力が不要になるため、ユーザーが利用しやすくなる
  • クレジットカードを持っていないユーザーにもECサイトを利用してもらえる

ID決済(アカウント決済)と「iD払い」の違い

似た名称の支払方法で「iD払い」が挙げられますが、これは各種クレジットカードに付帯する電子マネーのことです。たとえば、コンビニ店頭等で支払端末にスマートフォンをかざすと非接触決済(タッチ決済)ができるものを指します。

本記事では、非接触決済(タッチ決済)の「iD払い」のことではなく、ECサイトを運営する事業者様に向けて、ECサイトでの支払を想定した「ID決済(アカウント決済)」のことを解説します。

ID決済(アカウント決済)の種類

ID決済(アカウント決済)で連携可能な決済サービスには、数多くの種類があります。次表は簡単にサービス名と概要をまとめたものです。ご確認ください。

サービス名 概要
PayPay 日本国内における認知度・利用率が高い決済サービス。
ユーザーがECサイトでPayPayのID・パスワードを入力してアカウントを連携するとPayPayで支払える。
au PAY KDDIが提供する決済サービス。
ユーザーがau PAY残高をあらかじめチャージしておき、その残高から支払える。
d払い NTTドコモが提供する決済サービス。
ユーザーはd払い残高のほか、電話料金合算等でも支払える。
メル
ペイ
メルカリが提供する決済サービス。
ユーザーはメルカリの売上金や、銀行口座からチャージした残高で支払える。
楽天
ペイ
楽天が提供する決済サービス。
ユーザーは残高のほか、楽天ポイントも支払に使える。
PayPal 世界で2億人以上が利用する決済サービス。
数多くの通貨に対応し、海外販売のスタンダードと言われる。
WeChat Pay 中国で圧倒的に利用されている決済サービス。
中国からのユーザーが多いECサイトに導入が推奨される。
Alipay+ 中国のほか、韓国や東南アジアで多く利用されている決済サービス。
Amazon Pay ユーザーがAmazonアカウントでログインすることで、Amazonに登録済みの
クレジットカード情報と連携して支払が完了するサービス。
Google Pay ユーザーがGoogleアカウントでログインすることで、Googleに登録済みの
クレジットカード情報と連携して支払が完了するサービス。
Apple Pay ユーザーがApple製品(iPhoneやApple Watch等)にあらかじめ登録済みの
クレジットカード情報と連携して支払が完了するサービス。

このように国内外を問わず多種多様な決済サービスがありますが、いずれにしても自社のニーズに合ったものを選択することが重要です。

SP.LINKSのオンラインID決済サービスでは、PayPay、PayPal、WeChat Pay、Alipay+、au PAY、d払い、メルペイ、楽天ペイ、atone、paidyをまとめて導入可能です。

関連リンク:
オンラインID決済

ID決済(アカウント決済)をユーザーが使用する際の流れ

ここでは、ID決済(アカウント決済)をユーザーが使用する際の流れを説明します。一例として、PayPalの場合、およびPayPayの場合を紹介します。

PayPalの場合

スマートフォンまたはパソコンでECサイトにアクセスし、商品をカートに入れて決済画面に進む。
支払方法でPayPalを選択する。
PayPalアカウントにログインする。
支払内容を確認し「同意して続行」をタップする。

PayPayの場合

スマートフォンアプリから

スマートフォンで決済を完了させる手順は、以下のとおりです。

スマートフォンでECサイトにアクセスし、商品をカートに入れて決済画面に進む。
支払方法でPayPayを選択する。
スマートフォン上でPayPayアプリが起動し、支払情報が表示される。
※スマートフォンのブラウザでPayPayにログインして支払をする方法もあります。
「支払う」をタップすることで決済完了となる。

パソコンから

パソコンで決済を完了させるには、以下の流れで進みます。

パソコンでECサイトにアクセスし、商品をカートに入れて決済画面に進む。
支払方法でPayPayを選択する。
PayPayのログイン情報(電話番号・パスワード)を入力。
SMSで送信された4桁の認証コードを入力。
・支払方法で「PayPay残高」を選択することで決済完了となる。

<QRコードをPayPayアプリで読み込んで決済する場合>
・パソコンで開いているECサイト上で表示されたQRコードを、スマートフォンのPayPayアプリで読み込んで支払情報を確認し、「支払」をタップすると決済完了となる。

スマートフォンのみの場合とは違い、パソコンで決済をする際には別途スマートフォンが必要になる場合があるため、利便性がやや異なることに注意しましょう。

ここではPayPalおよびPayPayと、2つの決済サービスについて紹介しました。他のID決済サービスも同様の流れで、「ECサイト決済画面でID決済サービスを選択」→「ID・パスワードなどを入力して認証」→「購入完了」となっています。詳細は、各ID決済サービスの公式サイトでご確認ください。

ID決済(アカウント決済)をECサイト運営事業者が導入するメリット・注意点

ID決済(アカウント決済)をECサイト運営事業者が導入するメリット・注意点

ここからは、EC事業者がID決済(アカウント決済)を導入するメリット、および注意点について説明します。

メリット:クレジットカードを持っていないユーザーにも利用してもらえる

ID決済(アカウント決済)では、ユーザーはクレジットカード情報を必ずしも登録する必要はありません。

そのため、クレジットカードを持っていない学生等、ECサイトにおけるユーザー層を広げられます。連携する決済サービスにもよりますが、「スマートフォン決済の残高から支払える」「電話料金と合算で支払える」といった場合も見られます。

さらには、クレジットカードを持っているユーザーにとっても、クレジットカード情報を購入の都度、入力する手間がなくなるため、よりスピーディーかつ容易に決済手続をしてもらえるでしょう。

メリット:カゴ落ちを低減できる

ID決済(アカウント決済)を活用できれば、カゴ落ち(商品をカートに入れた後、購入手続きを完了せずに離脱)を低減できることもメリットです。

たとえば、ユーザーがECサイト上で「購入しよう」と決めて決済画面に進んだとしても、クレジットカード番号、カード有効期限、セキュリティコード入力等の入力が必要であれば、カードを手元に用意しなければならなくなり、その時点で離脱する可能性があります。

しかしID決済(アカウント決済)では、別の決済サービスとID・パスワードの連携さえできれば迅速かつ容易に済みます。クレジットカードをお財布から出して確認する手間がなくなる等、スムーズに決済完了まで進められるのがメリットです。

注意点:各ID決済サービス事業者との契約が煩雑になる

前述の通り、ID決済(アカウント決済)には数多くの種類があります。そのため、EC事業者は、それぞれのID決済サービス提供事業者と一つひとつ契約を結ぶ必要があります。

売上の回収フローもID決済サービス会社ごとに異なる場合があり、管理や経理が煩雑になります。

ID決済(アカウント決済)の導入は決済代行会社に一括で相談できる

決済手段を増やすごとに運用・管理が煩雑になり、システム面でも各決済事業者と接続を行うことは、日頃多くの仕事を行うECサイト担当者にとっては面倒に感じられるかもしれません。

そこで、EC事業者にとってのこのような課題は、決済代行会社に相談することで解決が期待できます。決済代行会社を利用すると各ID決済事業者とのシステム接続や審査、入金サイクルを一本化することが可能となり、運用の負担を軽減できます。

決済代行サービスを検討する際には、実績や信頼性が重要な判断基準となります。

「SP.LINKS」は、決済代行サービスのパイオニアとして、サービス開始以来30年にわたり知見と信頼を積み重ねてきた決済代行会社です。

店舗規模を問わず、小さなお店から大規模なECサイトまで幅広く対応しています。また、豊富な知見を活かし、複数の決済手段を総合的にサポートする体制が整っており、多様化する消費者ニーズにも柔軟に対応できることが魅力です。

さらに、セキュリティ面も万全で、クレジットカード情報保護の国際的なセキュリティ基準である「PCI DSS」に準拠するとともに、JIS Q 27001(ISO/IEC27001)の認証基準に基づき、全社・全業務についてISMS適合性評価制度の認証を取得。また、プライバシーマークの取得によって個人情報保護体制も整備されており、安心して決済を任せられる環境が整っています。

SP.LINKSのオンラインID決済サービスでは、PayPay、PayPal、WeChat Pay、Alipay+、au PAY、d払い、メルペイ、楽天ペイ、atone、paidyをまとめて導入可能です。

導入をご検討の事業者様はお気軽にお問合せ・ご相談ください。

ID決済(アカウント決済)をECサイトに導入する流れ

SP.LINKSにおけるID決済(アカウント決済)を導入する流れは、以下の4ステップです。

見積・申込 見積りを依頼し、見積り内容をご確認後、お申込みください。
審査 申込完了後、審査に入ります。審査結果を弊社が受領次第、審査結果をご連絡いたします。
動作確認 審査後、テスト環境で動作確認等
利用開始 ID決済(アカウント決済)を利用開始

ご希望・ご状況を伺った上で個別にお見積りいたしますので、お問い合わせください。

よくある質問

ID決済(アカウント決済)のECサイトへの導入に関して、ここではよくある質問と回答をご紹介します。

申込からサービスのリリースまでの期間はどれくらいですか?

SP.LINKSでは、お申し込みからサービスの開始まで、1.5カ月~2.5カ月になります。ただしオンラインID決済事業者の審査により前後する部分もございますので目安としてご理解ください。

利用するID決済(アカウント決済)事業者は選べますか?

SP.LINKSでは、お申込時に選択できます。また、ID決済(アカウント決済)導入後に追加することも可能です。

ID決済(アカウント決済)にかかる料金・手数料や導入費用は?

ID決済(アカウント決済)導入にかかる主な費用は以下の通りです。

  • 初期費用:導入するための費用・初期設定費
  • 月額固定費:システムを利用するための費用
  • 手数料:データ処理1件毎に発生する費用や決済手数料

ID決済のご利用手数料や導入費用詳細は、ご希望・ご状況を伺った上で個別にお見積りいたしますので、お問い合わせください。

ID決済(アカウント決済)導入で顧客体験を高めよう

本記事では、ECサイトにおけるID決済(アカウント決済)導入について基礎から種類、注意点まで解説しました。

ECサイトに導入することにより顧客体験を高められると考えられます。ユーザーによるクレジットカード情報入力の手間を省け、決済がスムーズになり、さらにはカゴ落ち低減のメリットも。また、クレジットカードを持たないユーザー層の取り込みも期待できるでしょう。

「ID決済(アカウント決済)をECサイトに導入したいが、どのように進めればよいかがわからない」とお悩みの事業者様は、ぜひお気軽にSP.LINKSにご相談ください。個別に希望や状況をお伺いし、丁寧に見積もり・ご相談に対応いたします。

SP.LINKSは、国際基準に準拠した高いセキュリティ、非対面業界唯一の主要カード会社とのダイレクト接続で高速かつ安定した決済処理、多彩な決済手段と豊富な導入実績を備えています。決済代行サービスの導入をご検討の事業者様は、お気軽にご相談・お問い合わせください。

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